2012年12月31日月曜日

MVで振り返る2012年のおんがく

個人的に、2012年にFBで共有したMVとかぐっときたおんがくをまとめときます。
もちろん、公式のものを。


【UNISON SQUARE GARDEN】
もう大好きになってしまったバンドですけども、MVもまたすてき。
Short versionなのに、この短さがまた良い!っていうかんじ。
最近の風潮として、すぐにFullで公開してしまうというのがあるけれども、
Shortでもこれだけ惹きつけられるってのはすごいとおもうし、こうあるべきでは。

・「さよならサマータイムマシン」
ドラムまじかっけぇ。惚れる。
 

・「リニアブルーを聴きながら」
これはFullも観たけど、もうすてきすぎる。



【高橋優】
このひとも、もうどうしようもなく惚れてしまったのだけれど、
今この瞬間を歌うことに関しては誰にも負ける気がしない「リアルタイムシンガーソングライター」。MVも歌詞が入ってることが多くて、耳からも目からも言葉が伝わってくる。

・「気ままラブソング」
だいすき。たまんない。MVも初めてのバンド風景で、ほんと楽しそう。


・「ボーリング」
なんの打ち合わせもなくプロデューサーの箭内さんがカメラを回した体当たりMV。
歌詞字幕はないけど、これは無くても伝わってくる。
誰でも思ってることを、こうもまあストレートに歌にできるとは。あぁ面倒臭ぇ!



【石崎ひゅーい】
その箭内道彦が「出現」と評したくらい、今年いきなり出てきた石崎ひゅーい。
誰かが「桜井和寿+チバユウスケ+江頭2:50」とつぶやいていたのがまさに!という感じ。すごいひと、でてきちゃったよ。

・「第三惑星交響曲」
天国の母さんへという曲。1度聴いたら忘れらんないよなぁ…


・「キミがいないLIVE」 ダイジェスト
誰もいないホールに向かってライブをするというDVDのダイジェスト。
ほんとに、人間すっぱだかになって感情表現のリミッターがはずせるのなら、きっとこんな感じなのかもしれない。生でみたけど衝撃的だったなぁ…



【さよならポニーテール】
ソーシャルメディア上で活動する謎の多い集団。これが新時代なんだなぁ。
曲は、可愛かったり、懐かしかったり、新鮮だったり、でも不安定。それがいい。

・「空も飛べるはず」
誰でも知ってるスピッツの名曲カバー。観ていても不安になるMV。でも可愛い。


・「僕らの季節」
でんぱ組.incの夢眠ねむが初監督したMV。観れば観るほど謎が深まる、それでいてちょっぴりせつない感じ。不思議。



【その他】

・livetune feat. 初音ミク「Tell Your World」
今年上半期にめちゃくちゃ話題に上がった、GoogleChromeのCMにも使われた曲のMV。
部屋を明るくして離れてみてね!って(笑)なんともハイセンス。そしてLat式ミクは可愛すぎる。



・clammbon「Rough & Laugh kz remix ver.」
クラムボンの曲をlivetuneのkzさんがremixしたversionのMV。
元曲とremixと映像とが合わさって発揮する力のすごさ!すてきすぎる。

Rough&Laugh kz remix short-version from TYMOTE on Vimeo.


・木村カエラ「Sun shower」
そのクラムボンのミトさん作曲の曲。カエラの動きに合わせてリアルタイムでプロジェクターに映しだされる映像がなんともステキ。こんな表現あったんだなぁ。。。




11曲も載せてしまった…
まあ、こんな素晴らしいおんがくたちにぐっときた2012年でした。
来年もまた、すてきなおんがくに出会えますように。
それでは良いお年を。

2012下半期ぐっときた曲

コピペでお送りする2012年下半期に個人的ぐっときた曲10曲です
我ながらアニソンばっかだな…でもなるべくそれに限らず色々聴きたいとはつねづね。


【2012下半期ぐっときた曲その1】どこまでもユニゾンらしい、3ピース感がたまらない曲。イントロのわくわく感、ドラムがまじ神懸かってるのと、3連符がやばい。うー、ほんと名曲。 #NowPlaying さよならサマータイムマシン - UNISON SQUARE GARDEN

【2012下半期ぐっときた曲その2】偽物語のOP二曲目。神前さん化物語シリーズはどれも最高だけどこれはもうたまらなくやばい。盆踊りロックな和風テイストふんわりソングとかもう新しすぎる。合いの手の感情コロコロ感がまた。 #NowPlaying 白金ディスコ - 阿良々木月火

【2012下半期ぐっときた曲その3】この曲含め一番聴いたアルバムが夜桜四重奏のキャラソンアルバム。USG田淵さんの愛が詰まったキャラソンの最高峰。ほんと全曲たまんないよ。きちんと夜桜読んでないのに泣ける不思議 #NowPlaying 鳴り響け! 桜新町賛歌 - 比泉秋名&槍桜ヒメ

【2012下半期ぐっときた曲その4】突如「出現」したこのひとにいろいろ持っていかれた。ライブで見たとき、裸で歌ってるように見えるくらい丸裸で、笑ったり泣いたり怒ったり全てがホンモノだった。こんな歌い方できる人がいたんだね。 #NowPlaying 第三惑星交響曲 - 石崎ひゅーい

【2012下半期ぐっときた曲その5】ココロコネクトのOP。いろいろあったアニメ、いろいろあったバンドの曲なのだけども、作品そのものちゃんとみようと改めて思わせるような素晴らしいアニメ、素晴らしいOPでした。転調がたまらない #NowPlaying パラダイム - eufonius

【2012下半期ぐっときた曲その6】これまた田淵さんによる、となりの怪物くんのOP。これこそがタイアップ!って歌詞なんだよなあ。作品にも歌い手にも愛があるからこそ、こんな曲かけるんだよね。まさにハルカスの良いとこどり。 #NowPlaying Q & A リサイタル! - 戸松遥

【2012下半期ぐっときた曲その7】クラムボンの曲をlivetuneのkzさんがREMIX。元曲も素晴らしいけど、このMIXのポップ感もたまんない。MVもすてき #NowPlaying Rough & Laugh -Rings Around Laugh REMIX- -クラムボン

【2012下半期ぐっときた曲その8】オリオンをなぞるに続くタイバニ楽曲。「ココデオワルハズガナイ」と信じてた僕らにはたまらない疾走感、メロディーライン、歌詞…2番のBメロには泣かされる #NowPlaying リニアブルーを聴きながら - UNISON SQUARE GARDEN

【2012下半期ぐっときた曲その9】エヴァQサントラからあえての選曲、予告編で散々聞いたこの曲。いや、連弾とは素晴らしい!しかし難しくって弾けない…他もナディア曲だったりして熱すぎる #NowPlaying Quatre Mains (à quatre mains) - 鷺巣詩郎

【2012下半期ぐっときた曲その10】ボウリングじゃなくてボーリング。あぁ面倒臭ぇ!から始まる、一度聴いたら忘れられない歌詞。日々誰もが絶対思ってることを悉く歌詞にしてくれる人なんだよなぁ。みんなそうなんだよね、だからこそ、救われる #NowPlaying ボーリング - 高橋優

2012年12月27日木曜日

アニメで振り返る2012年


自分の備忘録としても、2012年のアニメを振り返っておこうと思います。
各クールで、それぞれ印象に残ったのを選んでみました。なるべく簡潔に。


【1月〈第1クール〉】
偽物語
待望だった西尾維新原作「化物語」の続編。シリーズでも特にとりとめない会話劇が続く上下巻をうまくまとめてた。歯磨きは地上波にのせて良かったのかね、わりと伝説。OPの二言目、白金ディスコはキャラソンの最高峰。BD買いました。

Another
綾辻行人原作のホラー小説のアニメ化。さすがのP.A.WORKS 、雰囲気含めてかなりホラー。アニメだからできる、あの感じ、ね。「Anotherなら死んでた」がネット流行語大賞17位を受賞するくらい、あっけなく人死んでましたね…

ブラック★ロックシューター
TVアニメは初。一枚の絵から歌ができて、とうとうここまで。現実世界の女子同士ドロドロ展開はさすがの岡田磨里。裏世界は、手で描いてるようにしか見えないサンジゲンによる3DCG。あの薬莢とマカロンが飛び交う様は必見。

あとは、、ご当地アニメとして鴨川の「輪廻のラグランジェ」や小諸の「あの夏で待ってる」も青春ばりばりだったし、「夏目友人帳 肆」はシリーズの区切りとして素晴らしく泣けた。他にもこのクールはいろいろありすぎて書ききれないー!


【4月〈第2クール〉】

氷菓
推理作家米澤穂信の古典部シリーズを京アニがアニメ化。日常の些細な謎に「私、気になります!」と疑問をもつヒロインと省エネ主人公のちょっぴりほろ苦い青春ミステリ。つかず離れずの古典部4人の雰囲気がたまらない!BD買ってます。

坂道のアポロン
このマンガがすごいにも選ばれてる小玉ユキの青春漫画が原作。渡辺監督と菅野ようこというカーボーイビバップのコンビ。ジャズがテーマで、演奏シーンは音にも映像にも究極までこだわっていてまさに鳥肌。音楽好きなら絶対みるべき。

LUPIN the Third ~峰不二子という女~
TVシリーズとしては27年ぶり。もちろん昨年からの新キャストはさすがの演技。とにかくスタイリッシュでカッコイい画なのと、より原作に近く官能的な感じでレギュレーションってなに?という思い切りの良さ(笑)OPもステキだったなあ。

あとは、、「Fate/Zero」の2クール目は圧巻だったし、「アクセルワールド」もラノベらしい展開でスタート。「つり球」はまさかの真面目釣りアニメで中村監督の新しい一面。「這いよれ!ニャル子さん」はもちろん(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!


【7月〈第3クール〉】

ココロコネクト
声優すげーその①。庵田定夏原作のラノベ、キャラ原案の白身魚はけいおんの堀口さん。ヒトランダム編では人格入れ替わりという古典的な現象を声優たちの巧みな演技力でカバー。全編に渡ってココロとココロのぶつかり合いがものすごい。BD買ってます。

TARI TARI
声優すげーその②。P.A.WORKSによる花咲くいろは路線の青春合唱ストーリー。江ノ島が舞台。歌でも選んだというキャスティングにより、合唱シーンがほんとにステキ。甘酸っぱい青春と、それをとりまく大人たちがまたいい味だしてて泣く。

夏雪ランデブー
声優すげーその③。河内遙による女性向けマンガ原作、花屋が舞台で登場人物はほぼ3人。松尾監督の十八番であるプレスコで、声を先に録音し後から画をつけている。だからこそ、一流声優による本物のリアルな演技、息づかいが思う存分楽しめる。

あとは、、「ソードアートオンライン」はここから二期にわたって熱くせつなく展開。「人類は衰退しました」は独特な空気感で田中ロミオワールドを再現。「ゆるゆり♪♪」「DOG DAYS'」は安定の二期。「じょしらく」はさすがの久米田さん。


【10月〈第4クール〉】

PSYCHO-PASS サイコパス
踊る大捜査線の本広総監督、BLOOD-Cの塩谷監督、まどマギの虚淵玄脚本によるオリジナル、このメンバーでアニメ作って面白くないわけがない!近未来、警察、黒服スーツ、組織、正義と法、、攻殻機動隊を乗り越えるI.G.の新作。超面白いし、まだ半分なので是非。

ジョジョの奇妙な冒険
言わずと知れた名作がとうとうTVアニメ化。全26話予定で第一部、第二部か?実力派声優陣で固めて、演出もビビッド。あの膨大な名台詞を限界まで凝縮してものすごいスピードで展開していく。原作重視の擬音演出や効果音も高まる。OPは神風動画による3Dで圧巻。

中二病でも恋がしたい!
ハルヒの石原監督率いる京アニチームが自社レーベルのラノベをアニメ化。中二病を捨てたはずの主人公と中二病全開なヒロインが出会って起こるドタバタ。とにかく中二病押しかつ、ちょっぴり切ない感じも。京アニらしいキャラの立て方でそれぞれ魅力たっぷり。画はさすがの京アニ。

あとは、、「ひだまりスケッチ×ハニカム」は相変わらずあったかすぎて涙涙。「絶園のテンペスト」「K」みたいなバトル物だったり「となりの怪物くん」「好きっていいなよ。」「神様はじめました」などラブストーリーもたくさん。「To LOVEる ダークネス」は相変わらずギリギリライン。「マギ」とか他にもたくさん!大晦日には「猫物語(黒)」も放映!


【2012アニメ映画】

ももへの手紙
Production I.G.による心温まる作品。人狼の沖浦監督、もののけ姫の安藤作画監督、魔女の宅急便の大野美術監督をはじめ、作画もそうそうたるメンバー。声優も優香や西田敏行らみんな熱演。亡くなったお父さんが残した手紙、引越し先で起こる不思議なこと、大切な人に大事なことを伝える、という人と人の繋がりを再確認させられる感動大作。泣くよ、泣いたよ。

おおかみこどもの雨と雪
「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督の最新作。前作でとびきりのエンターテイメントをみせてくれた監督が、次なるテーマとして選んだのが「子育て」。こどもはどうやって成長するのか、子育てとはなにか、子どもの目線、母親の目線といろいろな見方が出来るとともに、3Dで動く背景や動物が走る様がとっっっても綺麗に描かれてます。すべてのセリフ、すべてのカットに意味がある、細田監督渾身の作品。BD買おう…

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前後編
言わずと知れた、2011年最も話題を呼んだと言って差し支えない作品の劇場版第1弾。と言っても新作ではなく、TVシリーズを全部そっくり劇場版にしてしまうという構成。ところがどっこいさすがのシャフト、脚本の虚淵さんがほぼ新作だろとびっくりしたというレベルで作り直してます。ストーリーはほぼ同じだから使い回せば良いものを、カット割りはもちろん劇伴までかなり作り直していていて、初めての人も二度目の人も楽しめるサービス。大晦日に一挙上映会、そして来年には新作の続編が公開予定です。

劇場版 TIGER&BUNNY -The Beginning-
2011年、まどマギと双璧をなしたのがタイバニで、その劇場版の第1弾が本作。まどマギと同じくTVシリーズのエピソードを振り返るとともに後半は新エピソードになっている。虎徹とバーナビーの出会いとぶつかり合い、事件を通しての関係の変化、やっぱ男が観ても熱いんだよ!(笑)テーマソングはUNISONのリニアブルーを聴きながら。オリオンをなぞるに引き続き、心躍る名曲です。同じく来年続編公開予定。

009 RE:CYBORG
言わずと知れた石ノ森章太郎原作のサイボーグ009を、Production I.G.の神山監督と3DCGで今最も熱いサンジゲンがタッグを組んで現代に蘇らせた力作。最初から最後まで3GCGで作られている本作、注目すべきはなんと言ってもセルルック、作画にしか見えない!加えて、スローモーションや動く背景、加速装置の表現等3DCGにしか出来ないことも多数。また、3D視聴を想定して作られているので是非映画館で見て欲しい!アニメの歴史、変わったよ。ほんとに。

ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q
やはり2012年の一大事件だったのは間違いなくこれ。前作「破」から2年、待望だった本作は、世界最速同時上映として0時からバルト9全スクリーン占拠するなど前代未聞の盛り上がり。内容は、まさに開いた口が塞がらないような展開。前作「破」のポカポカ展開からは想像もつかないような、まさに「エヴァ」だった…!うーん、まだまだネタバレできない…これまで観てきてまだ観てない人は何としてでも観るべき。そして続編観るまでは死ねない!


あと観たのは「図書館戦争 革命のつばさ」。現代社会にも警鐘をならすような観てて気持ちいい感じだったなー。もちろん胸きゅんも。堂上教官ーーー!でもあとは観れてない…
他にも、ベルセルクが圧倒的クオリティで続々公開されたり、ストライクウィッチーズBLOOD-C青の祓魔師など人気TVシリーズの映画化、ONE PIECE FILM Zは貫禄の記録的な売上で公開中だったり、伏 鉄砲娘の捕物帳アシュラねらわれた学園など上質なアニメーションが多く、まさにアニメ映画の当たり年でした。


【2013年】
・TVアニメ
第1クールでは、京アニのたまこまーけっと、ストパンチームのビビッドレッドオペレーションなどのオリジナル新作あり、ラブライブまおゆう魔王勇者などの待望のアニメ化あり、みなみけ僕は友達が少ないちはやふるなどの待望の続編ありで盛り沢山。俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる問題児が異世界から来るそうですよ?などのラノベ作品、新房監督×シャフトのささみさん@がんばらないなど含めていろいろ。
第2クールも、ハイクオリティなPVが話題の進撃の巨人だったり俺の妹がこんなに可愛いわけがないの二期だったりいろいろ決まってそう。

・アニメ映画
映画も引き続き大豊作の予感でTVシリーズの劇場版がたくさん。HUNTER×HUNTERドラゴンボール銀魂などのジャンプ勢をはじめ、とある魔術の禁書目録シュタインズゲートスタードライバーモーレツ宇宙海賊花咲くいろは魔法少女まどかマギカTIGER&BUNNY -The Rising-あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らないと怒涛の映画化。傷物語やエヴァ新劇場版の最終章、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||も公開予定。そして待望のアニメ化として聖☆お兄さん、さらにはジブリの風立ちぬかぐや姫の物語の二本立て、新海監督の言の葉の庭と、もう、どうしたら良いんだろうねって感じです。まだまだ未知数な楽園追放魔女っ娘クラシカル(仮)AURAとかも含めて、楽しみすぎるなぁ…


【まとめ】
長い…だんだん長くなってしまった…
もちろんここに書けなかった作品が面白くないわけではないです。ちゃんと観れてないのもたっくさんありますので。。


アニメを面白く観るこつとしては、「人気だから」「話題だから」観るだったり、「つまらないらしい」「駄作らしい」から観ないだったりを極力やめることだと思います。

んなの、観なきゃわかんねーんだよ!

人がどう思うかより、自分がどう思うかなんでね。

個人的には、どんな作品もたくさんの人間が真剣に、死ぬ気で作っていると信じてます。
駄作を作ろうと思って作ってる人なんて絶対いないんだよ。
だから、その作品のどこが面白いのか、また、面白いだろうと思って作られてるのかを考えながら観てると、どんな作品だって観れるので。

桃井はるこ曰く、オタクは本来「受けの文化」らしいです。
向こうから「投げられたもの」をまず受けて、じっくりあれこれ考えるのであって、受けもしないでこれは駄作だ!これは違う!と投げ返すもんじゃないよ、ってことなのかな?

まあ、好みは人それぞれ、いろいろあるだろうし、そんなこと考えずともこれは面白いこれは面白くないと好き勝手言うのもまた消費者として正しい姿ですが!


……では、この辺で、そろそろ5000文字越すんで終わりにします。。

来年も、楽しいアニメを楽しくみれますように。
良いお年を。

2012年9月10日月曜日

夏雪ランデブーとプレスコ


夏雪ランデブーは2012年の7月クール、フジテレビノイタミナ後枠のアニメ。

なんとまあ、とうとうこんなアニメができてしまったのかと、そのくらいマイルストーンになりうるアニメだと個人的におもってますので、ちょっとまとめ。


夏雪は、主人公葉月と彼が想いを寄せる花屋の店長六花、その元旦那で幽霊の篤の三角関係を描いた、ちょっぴりファンタジーなラブストーリー。


で、すごいポイントは、なんといってもプレスコ。


前提として、アニメは基本アフレコ。画を作ってそれを観ながら声をあてるという手法。プレスコは、先に声を録って、それに合わせて画を作る手法で、ディズニー、ジブリとかが使う方法です。

プレスコのなにが良いのかっていうと、とにかく自然。
たとえば「あ、どうも、こんにちわ」って挨拶。

「あ」と「どうも」と「こんにちわ」のあいだの間とか「あ」「どうも」「こんにちわ」それぞれの長さって、人それぞれだしケースバイケースなわけですが、普通アニメを作るときは、どういう尺にするか、画を作る側が考えて口パクをつけるわけです。
で、それにアフレコするときは、その間に合わせて声優が演技をする。

その生理的な間取りを画描きが想像して制作するのはかなりの負担だし、下手すると制作し出した段階で声優が決まってなかったりもする。
あ、この人だったらもうちょっと尺を長くすべきだった的な後悔も間々あるそうで。

プレスコの場合は、その尺取りはある程度声優まかせになるわけです。声のプロにまかせる。制作的負担も少なくなるし声優はより自然な演技ができるようになる。

もっというと、俳優が声優やる場合は自由に演技してもらってアフレコ技術の不足をカバーできるし、夏雪のような深夜アニメ作品でも、声のプロである実力派声優にいわばそのキャラクターのディレクターになってもらうことで、より自然で伸び伸びとした演技ができるわけです。
また、夏雪では語尾が聞き取りにくいセリフがあったりもする。もちろん監督の指示で、人は普段からそんなにはっきりしゃべったりはしないだろ、と。たしかに。近年進んでしまっている、いわゆる過剰な演技とは真逆の姿勢。
でも、そのボソッと呟いたセリフにもちゃんと合わせて画を作ってるからとても自然なシーンにみえるわけ。


松尾監督はプレスコにこだわりがあって、これまでも多くのシリーズ物をプレスコでやってる方なのですが、曰わくプレスコのほうが前述のような理由で楽だとおっしゃってます。なるほど確かに。


で、実際このアニメを観てみると、、
なんか、もう、普通の月9みたいに見えるわけです。もはやドラマ。
もちろん、幽霊が出てくるという部分ではアニメにしかできない映像表現だし、ドラマにはなり得ない作品ではあるけれども。

普段見慣れてしまったいわゆる深夜アニメは、気がつかないうちにいろんな補正をかけて観ているところがあったりするもので。
普段観ない人がアニメを観て感じる違和感っていうのはそのへんにあるのかなぁと。


なにが言いたいかって、この夏雪ランデブー、普段アニメを見ない人にこそ観てもらいたい作品だということです。
みんなが勝手に持ってる「アニメ」の固定観念を壊してくれるかも。



参考
ノイタミナラジオ 第70回松尾監督ゲスト回
←9月中ならまだ聞けるはず。

2012年5月6日日曜日

止マレ!

なんとなく思い出したので、止マレ!という曲について書いときます。

止マレ!とは、「涼宮ハルヒの憂鬱(2009)」の二つ目のEDなのですよ。なにかと取りざたされるのはダンスで有名なハレ晴れユカイなのですけど、この曲もそうとう名曲なわけで。
ひとまず、曲名でGoogle検索すると一番上に出てきてきまう動画。とりあえずですので、買うか借りるかしてほしいけどもね。


参考:涼宮ハルヒの憂鬱 ED 止マレ!


 


作曲田代智一、作詞畑亜貴という布陣はハレ晴れユカイと変わらず、歌ってるのも例の3人。
ハレ晴れと同じくアップテンポで元気な曲ですよね。うん。爽快。

で、ちゃんと歌詞みてみるとなかなか深い曲なんすよ、また。


参考:歌ネット 止マレ! 歌詞
http://www.uta-net.com/song/83711/
参考:Yahoo!知恵袋 止マレ! コーラス部分
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1129964651


畑先生曰く、この曲の歌詞は、「泣かせるために書いた詞」だそう。

うーむ。

歌詞1番は消失っぽいなぁって認識しかなかったけど…

まあここで、この歌詞はこういう意味だろうとかいうことをぐちゃぐちゃいっても仕方ない、というか、畑先生はそのまま読んだ通りの意味ですよとしか言ってくれないでしょうからね、いろいろ考え方は人それぞれだとおもいますよ。


……でもでも、ちょっぴり大人になった視線で歌詞を見なおすと、いろいろ思うところもあるし、発見もあるわけですよね。びびっとくるところも。


"Harmony for you Harmony once more"
"一緒に夢だけ見よう"


うん、やっぱいい曲。
あ、畑先生の素晴らしさについてはまたべつの機会にでも。

 

2012年5月4日金曜日

はじめに。

ちょっと思いつきで。

ともだちとお互いがスキなものの話をしてたら
え、おまえあれがスキだったの!?これも?!おれもおれも!みたいに
けっきょく、人間って遺伝子的にビビッとくるものが近いと
おんなじようなものをスキになるってことなんだろうけど

そうやってスキとスキがつながってく途中で
たぶん新しいスキが生まれるんだとおもってて。

そうやっていけば、いままで知らなかったのがもったいないような
なんで知らなかったんだろうって思うようなスキがあるとおもってて。

そうやって、どんどんスキなものを増やしていきたいとおもってて。
そういうのって、なんかすてきだとおもうので。

なので、じぶんのスキとむきあうために、ちょっと書いていこうかと。

まあ、きまぐれに。